薬漬けの発達障害児
どーも りゅーざきです
僕は現在放課後デイサービスという障害児を支援する仕事をしています
障害児と言っても様々な障害を持った子がいるのですが、一番多いのは発達障害児です
ADHDを持った子が一番多い感じですね
そのせいか事業所の中は常に大騒ぎです
まあ落ち着きがないのがADHDの子の特性なので、しょうがないんですけどね
ただ今の時代凄いと思うのが、発達障害用の薬も存在するということですね
薬自体にはあまり詳しくないのですが、その薬を飲むと、集中力が無かった子が一気に集中できるようになったり、落ち着きのない子が落ち着いたりと、大きな効果が出るんですよ
ただ薬には副作用もあり、食欲が無くなったり、感情の起伏が小さくなったりと、様々な副作用もあるようです
副作用こそあるものの、発達障害の特性を大きく抑えることができるので、多くの発達障害児が服薬をしています
ただ個人的に気になるのがその服薬の量ですね
障害が重ければ重いほど多くの量を服薬しなければいけないのですが、最早薬漬けと言っても過言ではないレベルの量を服薬している子もいるんですよ
これで良いのか
ウチの利用児童の中でかなり障害が重めの子がいます
感情の起伏が激しく、ちょっとしたことですぐ怒ってしまい、酷い時には手も出してしまう
軽い知的障害もあり、小学2年ではあるのですが、まだひらがなを練習中
こういった特性を持った子がいるのですが、先週くらいから急に落ち着きだしたんですよ
以前だったら怒っていたことでも怒らなくなり、勉強にもしっかり集中できている
何か変だなと思って、その子の親に話を聞いてみると、薬の量をめちゃくちゃ増やされていました
もう薬だけでお腹いっぱいになるのでは?と思うくらいの量を飲んでいました
こうして薬漬けになっている子の姿を見ると、これが本当にベストな選択なのか分からなくなってきます
本来のこの子の姿は薬で抑えられており、常に偽りの姿で生きていかなければならないような感じがして・・・
でも薬のおかげでこの子自身が生きやすくなっているのも事実なんですよね
普段喧嘩する子とも仲良くできてるし、怒ることも減ったから笑顔も増えている
薬漬けというと悪い印象しかなかったんですけど、こうした姿を見ると薬の力に頼るのもアリなのかなと思い始めてもいます
発達障害の子は普通に生きていくだけでもかなり苦労しますからね
それが薬で改善されるのならば、それを利用しない手はないのかもしれません
本当凄い薬が出てるんだな~
僕も集中力が無いタイプだから、1回くらい飲んでみたいな