強度行動障害
どーも りゅーざきです
皆さんは強度行動障害というものをご存じでしょうか?
僕は現在障害児を支援する仕事をしているのですが、ウチの事業所にもこの障害を持つ児童が2名ほどいます
簡単にまとめると
強度行動障害とは、自分の体を叩いたり食べられないものを口に入れる、危険につながる飛び出しなど本人の健康を損ねる行動、他人を叩いたり物を壊す、大泣きが何時間も続くなど周囲の人のくらしに影響を及ぼす行動が、著しく高い頻度で起こるため、特別に配慮された支援が必要になっている状態のことを言います。
といったものです
まあこの文章内容から見て分かる通り、中々の地獄絵図になります
言葉はかなり悪くなってしまうのですが、これが現実なのでね・・・
こういった児童は幼いころからちゃんと支援していかないと、本当社会に出せないです
レベルが違う
この強度行動障害児童は、普通の発達障害児3人分くらいは手がかかります
正直マンツーマンで支援するのがベストなレベルです
レベルが違いますね
今日色々あって僕ともう1人のスタッフ2名で、障害児6名を支援していたのですが、そのうちの2名が強度行動障害児童でした
まあ地獄でしたね・・・
本来マンツーマンで支援レベルの児童プラス、更に4名いたわけですから・・・
ウチの事業所に通っている強度行動障害児童は、1名はダウン症、もう1名は発達障害と知的障害を併せ持っている児童です
まず2名ともすぐ泣きます
自分の思い通りにいかないと泣き叫び、挙句の果てには周囲の物、そして他の児童に危害を加えます
ダウン症児に関しては、なんでも口に入れたりするので、常に目を離せません
まあ泣くのはまだ良いんですが、物を破壊したり、他の児童に危害を加えるのは黙って見ているわけにはいきません
何度も怒られているのですが、これらの児童は何度注意しても、少し時間が経つとまた繰り返すという特性があります
永遠のいたちごっこ・・・
これが毎日繰り返されているのが現実です
可哀そうな面
まあ正直この子達もやりたくてやってるわけではないと思うので、可哀そうな面もあります
障害なのでね・・・
どうしても強度行動障害児童は周囲から嫌われてしまう傾向にあります
これに関してはしょうがないですよね・・・
僕だって子供のころに、常に泣き叫んで暴力をふるってくる子がいたら嫌いになりますもん
こういった子とも仲良くできる人は本当聖人だよなあ・・・
社会へ送る時は・・・
今の僕らにできることは、この子らが将来社会に出た際に、少しでも適応できるように今から訓練することですね・・・
僕らのような常日頃障害児を見ている人間は、こういった子にも耐性がありますが、一般の方々はそうもいきませんから
今のまま社会に出たら総スカンされるに決まってます
最低限でも良いから適応して、生活できるように、今後も支援していくつもりです・・・
『社会へ送るときは…』からの文章を、何回かよみ返しています。
こう思っていらっしゃる方に、お子さんを預けられるお母さんは、その間の時間は、安心して過ごせるんだろうなと、思いました。
そう言っていただけるととても励みになります(笑)
正直支援員の力でどこまで育ってくれるかは分かりませんが、少しでも一般社会に馴染めるようになってほしいですね・・・
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